【フィリピン 終戦80年 日本人とフィリピン人の戦没者追悼の式典】
終戦から80年となる8月15日、太平洋戦争の激戦地だったフィリピンでは、戦時中に現地で亡くなった日本人とフィリピン人合わせておよそ150万人の戦没者を追悼する式典が開かれました。 太平洋戦争の末期、フィリピンでは旧日本軍とアメリカ軍との間で激しい戦闘となり、およそ50万人の日本兵などが死亡したほか、100万人にのぼるフィリピンの人たちも命を落としました。 追悼式典は、フィリピンの首都マニラ郊外に日本政府が建てた、両国の戦没者を悼む慰霊碑の前で行われました。 現地で戦死した日本人の遺族などおよそ250人が参列し、全員で黙とうしたあと、献花台に花を手向け、祈りをささげていました。 日本の遠藤和也駐フィリピン大使は「いまだに帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも忘れず、一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしていく」と話していました。
参考元
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250815/k10014895121000.html