フィリピン、上位中所得国入りまでわずか | フィリピン就職のことならGENSAI|無料フィリピン就職相談

フィリピン、上位中所得国入りまでわずか

フィリピン、上位中所得国入りまでわずか

世界銀行の最新報告によると、フィリピンは「下位中所得国」に分類され、38年間このステータスから脱却できていない。2024年の一人当たり国民総所得(GNI)は4,470ドルと過去最高を記録したが、上位中所得国への昇格に必要な基準(4,496ドル)にはわずかに届かなかった。

今回、ベトナムのGNI(4,490ドル)がフィリピンを初めて上回り、ASEAN諸国の中でフィリピンはラオス、カンボジア、ミャンマーとともに下位中所得国にとどまる。一方で、インドネシア、タイ、マレーシアは上位中所得国、シンガポールとブルネイは高所得国に分類された。

マルコス政権は任期中に上位中所得国入りを目指しているが、達成は2027年以降になる見込み。所得分類は経済的地位を示すだけでなく、国際的な支援や低利融資の可否にも影響を与えるため、経済成長と国民所得の底上げが今後の鍵となる。

参考元
https://business.inquirer.net/533807/ph-upper-middle-income-dream-elusive