マルコス派、反感抑え優勢 フィリピンの中間選挙、投票開始

フィリピンで12日、上下両院と地方の中間選挙の投票が始まった。
中間選挙は上院(24議席)の半数や下院(317議席)、州知事など1万8000超のポストが対象だ。上院では、マルコス氏とドゥテルテ氏がそれぞれ公認した候補者らが改選対象の12議席を争う。非改選組はマルコス氏に近い議員が多い。
フィリピンでは、ICC=国際刑事裁判所によるドゥテルテ前大統領の逮捕などをめぐって、マルコス大統領と次期大統領の最有力候補とされるサラ・ドゥテルテ副大統領の対立が深まっていて、選挙後の7月にも機密費の不正使用疑惑などをめぐって上院でサラ氏の弾劾裁判が行われることになっている。
弾劾裁判では24人の上院議員のうち、3分の2以上の議員が有罪と判断すれば、サラ氏は副大統領の職を罷免され、3年後の大統領選挙への立候補資格も失うことになる
このため、今回の選挙で半数の12議席が改選となる上院をめぐって両陣営とも激しい選挙戦を展開している
参考元:
https://www.tokyo-np.co.jp/article/404190?rct=world