フィリピン経済:24年4-6月期の成長率は前年同期比6.3%増
2024年4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比6.3%(前期:同5.8%増)と上昇した。市場予想(同6.3%増)と一致する結果だった
フィリピン経済は、2023年は物価高と金利上昇を受けて景気の減速傾向が続いて通年の成長率が同+5.5%となり、コロナ禍からの経済活動の正常化により好調だった2022年の同+7.6%から低下した。
しかし、今回発表された2024年4-6月期の成長率は前年同期比+6.3%となり、昨年10-12月期の同+5.5%から2四半期連続で加速するなど、景気の順調さがうかがわれる。
フィリピン政府は通年の成長率目標を+6.0%~7.0%としている。4-6月期は建設投資の回復により成長率が同6.3%に加速したことで今年上半期の成長率が+6.0%となった。成長目標は達成可能な水準にある