子どもの世話のうえに家事まで?
韓国で今年9月からモデル事業として推進される「フィリピン家事管理士」たちは、「子どもの世話」だけでなく同居家族のための家事労働まで担うことになるとみられる
同居家族のための家事労働の範囲が曖昧なため家事管理士の業務が過重になることが懸念されるうえ、家事管理士とサービス利用者との摩擦が発生しうるとも指摘されている
家事管理士は子どもの入浴、着替え、おむつの取り換え、処方された薬の投薬、子どもの生活空間の清掃、洗濯などの業務を遂行することになる
これらの業務は「子どもの世話」とそれに付随する業務とみなしうるが、「同居家族のために付随的で軽い家事サービス」も業務協約上の家事管理士の業務範囲に含まれている
曖昧なかたちで同居家族に対する家事サービスが業務範囲に含まれたことで、これを懸念する声があがっている
「結局、子どもの世話も家事労働もすべてやれという話だが、韓国語がつたない移住労働者にはそれを拒否することも容易ではないだろう」と述べた