マカティ地下鉄はもはや実現不可能、建設業者が仲裁申立てへ
総額2,000億ペソ規模のマカティ市地下鉄プロジェクトが、最高裁判決により一部地域がタギッグ市に移管された影響で、経済的・運用的に実現不可能となったと事業者のPhilippine Infradev Holdings社が発表した。
対象となるのはペンボ、コンボ、センボなど10のバランガイで、これにより全長11キロ、日約70万人の利用を想定した路線計画が頓挫。
同社はすでに建設を中止し、マカティ市との合弁契約に関してシンガポール国際仲裁センターに仲裁を申し立てた。
一方、フィリピン政府主導で日本が支援を行っているマニラ首都圏地下鉄プロジェクト(MMSP)は引き続き進行中で、都市交通の改善に向けた期待が高まる中、地方自治体主導の交通インフラ整備には課題が浮き彫りとなっている。
参考元:
Makati subway no longer feasible, builder goes for arbitration