フィリピン副大統領弾劾訴追案、下院が承認 上院に送付へ
フィリピン下院はドゥテルテ前大統領の長女、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾訴追案を承認した。
下院本会議でベラスコ事務総長は、306人の議員のうち215人が弾劾訴追案を支持したと述べた。
弾劾訴追案は上院に送られ、23人の上院議員による弾劾裁判が行われる見通し。
弾劾の根拠は明らかにされていない。サラ氏は一貫して不正行為を否定し、弾劾訴追の動きは政治的な復讐だと主張している。
サラ氏はマルコス大統領と対立しており、不正支出を巡って下院で調査を受けている。昨年11月には、自分が殺された場合にマルコス氏やその妻らを殺害するための殺し屋を雇ったとも発言し、物議を醸した。
マルコス大統領は、サラ氏の弾劾は支持しないが、立法府に対する権限はないと述べている。
参考元 :
https://jp.reuters.com/economy/G46DHD7BDVPWFEFFRENLL4MILI-2025-02-05/