農業流通スタートアップMayani
フィリピンのアグリテックスタートアップMayaniは「最低限の流通過程で農産物を小売市場に送り届ける」という特徴を掲げ、野菜、肉、魚といった農産物の流通・販売を手掛けている
B2B、B2C販売のプラットフォームを用意すると同時に、農家から直送される農産物を販売する小売パートナーも積極的に募集している。
Mayaniはフィリピン国内の14万を超える農家・漁師とのネットワークを構築し、「高品質の農産物の供給」をモットーにしつつ「B級野菜」の販売プラットフォームも設けている
生産地からの大量輸送網のみならず、小売店舗までのラスト数マイルの細かい輸送網を持っている点もMayaniの強みである。その日の午後3時までの発注であれば、翌日の配送に対応できる
インドで同様の流通プラットフォームを手掛けるNinjacartが、Mayaniに出資したことも発表された
仲買人が何度も介入する新興国の流通過程はきわめて深刻な問題で、Mayaniはそれを打破できるか注目されている