フィリピン スモールビジネスの実態

午前4時、シングルマザーのコラゾンは簡素な自宅から起き出し、地元の市場で商品を仕入れ夜明け前に自分の露店に新鮮な食材を並べる

すべてが売れた場合、一日の稼ぎは500ペソ(約9ドル)。これで3人の子どもたちを食べさせつつ、地元の金貸しへの返済にあてている

フィリピン統計局によれば、2021年に5人の家族が最低限の基本的なニーズを満たすために必要な平均家族所得は、月に12,030ペソ(220ドル)

推定1999万人、または総人口の18.1％が貧困と見なされている

フィリピンが直面している大きな課題の一つは、都市と田舎の間の金融サービスへのアクセスの格差である

しかし、モバイル技術やフィンテックとAIの進化により、これまで銀行や金融機関から取り残されていた人々も、金融サービスを利用することができるようになってきた