フィリピン 止まらない看護師の海外流出
フィリピンで看護師不足が深刻になっている。賃金の低さを理由に人材が海外に流出し、看護師免許保有者の内のかなりの人数が国外で働いている
現在は約95万人の看護師登録者がおり、一方で約35万人の看護師が海外で働いている
このためフィリピン保健省は無免許の看護師を医療現場に投入する計画を打ち出すなど対策を急ぐが、医療水準の維持を懸念する声も出ている。
政府系の病院での給料は約30000P、一方で民間の病院は15000P程度のところも多い
2020年時点では、海外で働くフィリピン人看護師の平均給料は以下の通りだった。現在もこの水準は上昇を続けているため、海外で働くことを希望する看護師は増え続けている
アメリカ…約20万P
イギリス…約115000P
カナダ…約168000P
ニュージーランド…約139000P